村上市(新潟県) 諸上寺山(73.4m) 2011年8月22日

所要時間 5:24 駐車場−−5:26 諸上寺山−−5:28 駐車場

概要
 日本海海岸近くの丘陵地帯。山頂部は諸上寺公園として整備されており山頂直下まで車で入れる。てっぺんは石碑が立つ樹林の中で展望は無い。大型連休の辺りなら満開の桜を楽しめる


 鳥海山からの帰り道、日本海側を走って村上市の海岸縁で寝て、明け方におまけの一山を稼いでから帰ることにした。天気予報では今日も雨の予報だが朝方はまだ曇りで少しの時間なら大丈夫だろう。今日は土日ではなく高速道路は地方で3割引、長距離使うと高額になるので関東に入るまでは一般道で料金を浮かす予定であり、かなりの長時間運転の予定だ。運転による疲れもかなりのものになりそうで、今日の山は車で行ける超低山、村上市内の諸上寺山にした。地形図では山頂まで車道が書かれているが、実際に入れるかは不明である。

諸上寺公園駐車場

 日本海沿いの県道3号線を南下し、瀬波温泉を通過すると左に「諸上寺公園」案内看板が登場、GPSの残距離も2,300mであり地形図の車道に間違いないだろう。細い舗装道路を上がっていくとほどなくトイレと展望台が立つ駐車場に到着。GPSを見ると山頂は南へ50mと出ていた。もうほとんど標高差は無く、桜が植林された公園なのでサンダルでOKだろうとデジカメだけ持って歩きだした。幸い、まだ雨は降っていない。

中部北陸自然歩道の案内板 諸上寺山山頂

 電波塔の先が一番高そうでそちらに歩いていく。芝のような地を這う低い草で覆われていて、朝露で濡れているのでサンダルでは靴下を濡らす。電波塔脇を通過すると中部北陸自然歩道の案内板があった。暗い樹林帯に入り、一段高くなって石碑が立つ高まりに出た。三角点が鎮座しており諸上寺山山頂に間違いなかった。標高が低いので蚊が多く長居できない場所で、やっぱ真夏に来る場所ではないだろう。

展望台から見た鷲ヶ巣山 展望台から見た岩船沖油ガス田
展望台から見た、たぶん東新潟火力発電所

 帰りに展望台に登ってみたが、雲が垂れこめて遠くまで見ることはできず、飯豊や朝日も見ることができなかった。海の方は明かりが灯った高い塔が見えたが、新潟か新発田辺りの火力発電所だろう。海上には何やら巨大な建造物が見えたが、ぱっと見では石油掘削リグのように思えた。帰ってからネットで調べたらその通りで、石油資源開発株式会社の「岩船沖油ガス田」だった。日本で石油や天然ガスを生産しているのは大昔の小学生の頃に習ってはいたが、今でも採算が取れる状態でまだ生産が続いているとは考えてもみなかった。たぶん生産量は国内消費量から見れば雀の涙程度なのだろうけど・・・。

 

2000m未満山行記録リストに戻る

 

ホームページトップに戻る